ダンス・インテリジェンス
2009年02月号

UK選手権で占う、2009年のドレス・トレンド
09UK選手権ファッションレポート
流行をいち早く取り入れているオシャレダンサーや、カップル・コーディネートが美しいペアをキャッチ!
ダンスファッション・マニアには
目が離せない大会
「UKダンス選手権」!


「年度初の大舞台・UK選手権がその年のトレンドを決める」と、ダンス・ファッション愛好者には目が離せない大会、UK選手権。

 2009年のUK戦のドレスの傾向を、ドレスデザイナーであり、実際にプロ・スタンダード部門に参戦した浅田香氏(ドレスメーカーAoi produce代表・デザイナー)に伺った。


【スタンダード】
ティアード・スカートのその後

 今年のUK戦のスタンダード・ドレスで多かったのは、昨年大流行したティアード・スカート(段々スカート)の名残りでした。あくまで名残りで、新しいタイプのティアードはありませんでした。

 そのほかには、横に使われていたフリルを縦や斜めに使われているドレスが多く見られました。


足長効果を狙うハイウエストが隆盛

 ボディのシルエットはシンプルで、身体にぴったりしたものが多かったのも特徴ですが、胸の下にラインを入れたりポイントを置いたりする「ハイウエスト」切り替えで、目線を高く置くデザインがメインになってきた気がします。

ボリュームあるスカートだと、それだけで目線が下がってしまい、重く見えてしまいます。そこで、このようなデザインが、目線が下がることをカバーする効果があるのです。

 スカートはまだまだボリュームのあるタイプがメジャーですが、ボリュームの「出し方」がさまざまに考えられており、多様なタイプのスカートが見られました。

例えば、オーガンジーなど、今までには使われていなかった素材を使用したり、今までは横方向に使われていたホースヘアー(スカートの裾を膨らませるために使用する素材)を縦に使用したり。足元をわざと透かして見せたりするスカートもありました。

 オシャレだな!と思ったダンサーは、ロベルト・ヴィラのパートナー、モレーナ・コラグレコ(イタリア)。今までのオーストリッチは、「ふわふわ感」を出すために使用されていましたが、彼女はライン使いをしていて、そのセンスが絶妙だと思いました。


誰も真似できないチャンピオンのドレス

 世界プロ・スタンダードチャンピオンで、今年のUK戦主権も優勝を飾ったアレッシア・ベッティ(イタリア)のドレスは、まるでウェディングドレスのようでした。

スカートの動きよりも、見せ方にこだわったようで、静止状態で十分にスカートのボリュームを出していました。スカートの揺れがないため、上半身だけでダンスを見せないといけないデザインです。

 なまじなダンサーには真似できない、まさにチャンピオンだからこそ着られるドレスです。



【ラテン】

世界1位と2位、好みのドレスの傾向の違い

 ラテン界のファッション・リーダーともいえる、ユリア・ザゴルイチェンコ(リカルド・コッキのパートナー。UK戦主権ではプロラテン部門2位)の、ロングスカート・タイプのドレスに流行の移り変わりが見られました。

ラテンドレスのスカートのデザインが、タイトミニからロングスカートへと流行が移行しています。

前後や左右でスカートの長さが違ったり、サイドに深いスリットが入っていたり、布一枚で作ったような、ドレープ感を見せるドレスなど、いろいろなタイプのロングスカートのドレスが見られました。

 この1〜2年ほど隆盛だった、タイトミニのドレスやレオタードの上に透ける布をはおるドレスに象徴されるような、「身体にフィットして細い身体のラインを強調する」タイプがメジャーでしたが、そこから流行が移行しつつあるようです。

 一方で、チャンピオンのジョアンナ・ルーニスは、オーソドックスな膝丈のフレアスカートのワンピースでした。彼女は一貫して、このタイプが好みのようです。


海外では「光る」「揺れる」が大人気!

 海外の大会では、スパンコールやフリンジが王道のようです。今回のUK戦でも、出場選手のほぼ半分くらいが、フリンジを使用しているドレス。

 また、最近は、「スパンフリンジ」という、スパンコールを縦に並べてフリンジ状にしている素材も出てきました。色のバリエーションも多様に出てきています。


戻る
後姿が印象的な女性。ショートヘアですっきりさせて髪型が、首から下のゴージャスな飾りを引き立てている。このテクニックは真似ができそうだ。
白いブラウスがエレガントなラテンダンサー。最近は、レースやフリルなど、男性のシャツもエレガントでドレッシーなもので挑むダンサーが増えている。
ボディのメタリック感とスカートやフローとのふわふわ感の対比がカッコイイ。「ドレスには、ロマンチックな要素を入れたいけれど、コテコテのものはちょっと...」という人にはオススメかも。
胸の下の「ハイウエスト」の位置でメタリック素材に切り替えてあり、しっかりトレンドを取り入れている。
男女で衣装の色をそろえているカップル。藤色が美しく、おそろいの色でもケバケバしくなく、爽やかだ。
ユリア・ザゴルイチェンコは、短いスカートで若々しく元気なイメージだったが、昨年のロンドン・インターから一転、長い丈のスカートでアダルトな雰囲気にチェンジ。決勝ドレスはアミアミ素材のロングスカートで、大人っぽくも、彼女の個性である軽やかさを失わないデザインだった。
プロラテン優勝のジョアンナ・ルーニス。予選から豹柄、黒色、ときて、決勝はチャンピオンの格と決勝の舞台にふさわしい、高潔なシルバーのドレス。ドレープ使いの美しさなどは、我々も参考になりそう!

社交ダンスの情報 DVD 音楽の情報満載のサイトです


Copyright (C) 2008 Houyou Corporation. All Rights Reserved. admin